WORKSHOP

岡﨑乾二郎ゼミ

臨機応変な制作を可能にする基礎メチエを鍛える「基礎」と、社会的な流通/交換システムをふまえ、より実際的に作家を育成する「自由応用」とがある。ジャンルを超えた総合的な判断力と応用力を養うのがこのゼミの特徴なので、岡﨑ゼミを受講する学生は他講座も受講することが望ましい。
スタート時は合同でゼミを行なう。その後、基礎/自由応用のクラス分けを行なう。

岡﨑乾二郎ゼミ基礎

前-後期|金曜日|13:00-16:15|12単位|全48回|FR-11
講師|岡﨑乾二郎高嶋晋一

文化に流入する、あらゆるデータを精細に処理、構築できるための基礎メチエを習得する。具体的な作品、作家、運動から演習課題を引き出し、それぞれの特殊解を導き出す。

岡﨑乾二郎ゼミ自由応用

前-後期|金曜日|14:00-17:15|12単位|全48回|FR-12
講師|岡﨑乾二郎北川裕二

与えられた時空間内を動く(パスを受け渡す)だけのルーティンとしての技術ではなく、みずからが動く時空間までつくる能力を獲得する。様々な異質の技術を受け入れ、相互に結びつけアクティヴに連動する場面として、時間/空間秩序(作品)を組み立てる。密度ある相互批評と発表を繰り返し、主体的な判断力を鍛え、ギャラリーを使った展覧会やCD-ROM、DVD、WEBサイト制作など、生産物を社会に着地させ、流通させることまで含めた最終的な成果に結びつける決定力を養う。

*2009年度講義録がアーカイブページに公開されています。
そちらも参照ください。【Art Studium Archives】

ことばのPicture Books講座 母なるもの篇

前-後期|金曜日(隔週)|18:30-21:30|6単位|全24回|FR-21
講師|ぱくきょんみ
ゲスト(予定)|池内靖子斎藤環佐川亜紀管啓次郎藤井貞和ほか

講座名は改めたが、20世紀のアヴァンギャルド芸術の思潮を詩、絵本、舞台、舞踊、映像、そして民族文化からアプローチして考えていく。2008年度の「20世紀テーゼとしての女性の提言と表現」の流れを踏まえつつ、わたしたちが生きる文脈での「母なるもの」を再考していきたい。表現における「母なるもの、母性神話、母胎回帰」への疑問、懐疑、批評を提起してテクストも読みたい。
トニ・モリスンの文学作品を講読する予定。また、受講生には次の映画作品を前もって鑑賞することが望まれる。『彼女と彼』『田園に死す』『青幻記』『ソフィーの選択』『鏡』『エイリアン2』『アイ・ショット・アンディ・ウォーホル』『ビラヴド 愛されし者』『乙女の祈り』『ミネハハ 秘密の森の少女たち』(日本でのほぼ公開順)

足立智美のMusique Non Stop(ミュージック・ノン・ストップ)ゼミ

後期|月曜日(隔週)|18:30-21:30|3単位|全12回|MO-21
講師|足立智美

過去にあった音楽から未来のためのコンセプトを抽出し、今はまだない技術を身体の反復によって獲得する。20世紀の音楽の実験を参照しつつ、音楽の外へと向かう音楽のための思考を見いだすこと。制度的に保証されてしまった技術を括弧に入れ、さまざまな声と、あらゆる物体を楽器に転化する方法を開拓すること。響きを音楽にするにはどうすればよいのか? 音がなくても音楽がつくれるのか? 音楽以外のコンセプトをもって音楽をうみだすことができるのか? 技術とは何なのか? これらの問題を頭と体を使って考えていきたい。最終的にはジョン・ケージの《ヴァリエーションズ》シリーズ及び、オリジナルのパフォーマンス作品の上演をおこなう。既存の音楽の技術や知識は必要ないが、時には人前でくだらないことをする必要もあるので、シャイな人は要努力。ゲストによるパフォーマンスも予定。また夏季には電子工作/電子音楽の特別集中講座も開講。

山崎広太 身体/言語ゼミ

集中講座|7月13日[火], 14日[水], 15日[木], 16日[金] |18:30-21:30|2単位|全8回|Z-1
講師|山崎広太

脳における空間の把握は、ポジションが違えば、それぞれの主観で異なるものであるという。それは、劇場において、お客として観る、椅子に座るポジションでもそうだと信じる。真ん中に座っている人と、端に座っている人とでは空間の把握が違うのである。では、この「見ている-見られている」関係を、ポジションをどんどん変え、もっとデフォルメしたらどうなるだろうと推測する。ある空間で、端で見たり、一列に並んで見たり、まして動きながら見ること、見られている方も、どんどん移動することが可能である。このような視点から、舞踏的身体、山崎の"waiting"をヒントに、それぞれが考案したテクスト、既成のテクストをもとに、全員が参加型のストラクチャーを作る。それによって見ている-見られている関係が崩れ始め、クラスそれ自体がパフォーマンス空間になるクラス。
(募集要項パンフレットより内容が変更されています)